こんばんは。
色々とバタバタしてて、お久しぶりの更新になりました。
すっかり出不精になってましたが、たまにはいいかなと出かけてきました。
楽しく過ごせたのでよかったです。

さて、Twitterで興味深い動画が流れてたのでご紹介します。

安倍氏演説

https://twitter.com/i/status/1414928909032845315(2021/0710 三条市)

安倍前首相の新潟・三条市での講演です。
要点をあげてみると

・赤字国債で子供たちの世代につけを回すなという批判があるが、必ずしもその批判は正しくない
政府の発行する国債は日本銀行がほぼ買っている
・紙とインクでお札を刷る。20円で一万円札1枚刷れる。そして新しいお金が誕生して世の中に出て行く
日銀は政府の子会社だから、連結決算すれば政府の債務にならない
デフレ対策に有効

注意点は
・どんどんインフレが進む
・どんどん円の価値が落ちていく

でも
「みなさん、そんなことになってますか?
まったくなってないんです!」

と断言されてます。そこで、
・もう1回か2回大きなショットをして国民の生活を支える
大きな対策 スピードアップして足の速い対策を打つべき

ということです。

どうですか?
さすが前総理大臣ですね!
わかりやすく、ああ、そうなんだ!って思った方も多いのではないでしょうか?
どんどんどんどんっていうのがちょっとあれですが、そのあと否定されてますし。
貨幣論に言及していないので、よく考えると??ってなるかもしれませんが、決まった時間で多くの人にインパクトを与えるということを考えると、こうなるのでしょう。

1回や2回とかいわず、デフレから脱却するために、効果があがるまでぜひやってほしいですね。

ただ…
時期的に考えると、秋の衆議院総選挙に対するアピールだろうなと…
アピールでもなんでも、実際にやってくれるのならいいのですが、ここで
1回か2回
っていうのが効いてきます。

多分、効果が出ても出なくても、選挙落ち着いたころに消費税上げるんでしょうね…
  • 効果が出たとき→景気がよくなってきました! 子供や孫のために今こそ財政健全化を!
  • 効果が出なかったとき→やっぱり給付金渡すとみんな貯金するので、財源確保のために増税します!

というのも安倍さんは、過去に

  • 2014 5%から8%へ。「国の信認を維持し、持続可能な社会保障制度を次の世代にしっかりと引き渡していくため、2014年4月1日に消費税を5%から8%に引き上げる判断をした」と言明した。つまりこの時点で、今回の「子どもたちの世代へ~」と矛盾してます

    同11月 「デフレから脱却し、経済を成長させる、アベノミクスの成功を確かなものとするため」に、2015年10月1日に予定されていた消費税増税は1年半延期すべきことを表明。
    延期じゃなくて、いっそのこと消費税5%のままにしといてくればよかったのに…

  • 2017 社会保障制度を全世代型へ転換・子育て世代への投資のため、消費税の使途変更を表明。
  • 2019 8%から10%へ。 使途変更は、2020年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する財政再建目標の達成が「困難になる」とし、事実上撤回。

というブレまくりの政策をしてきたからです。

もうめちゃくちゃですね。
そういうことですので、今回の発言も疑ってしまいます。

そして安倍さんを含めて3Aと呼ばれるほかのお二方、麻生さんと甘利さんとも主張が違うようです。
これどういうことなんだろう?

まあでも、国民の暮らしと経済が良くなるのが喫緊の課題ですので、良い方向に行くことを願います。