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おはようございます。
私の住んでる地域はお盆にかけて天気が悪いようで、今朝も雨がしとしとふっています。
暑いのは苦手なので、気温的には過ごしやすいのですが、持病のほうがちょっとよくないです。
暑くなれば熱中症、雨が降れば水害と、気候温暖化の表れでしょうか。

ジョブギャランティプログラム(JGP)、聞いたことが無い方も多いのではないでしょうか?
貧困対策としてはベーシックインカム(BI)の方が多く取り上げられていると思います。
(ちなみに一般的に言うベーシックインカムは政府が性別、年齢に関わらず無条件で、すべての国民に生きるのに必要な最低限の金額を支給するという制度)。
BIは維新の会が党の方針としても打ち出しましたね。
維新の案としては毎月7~10万給付するそうです。

でも今日はJGPなのです( ´∀` )

ジョブギャランティプログラムは”個人的な状況や経済状況に関係なく、仕事を探している人に働く機会を提供する公共政策である”とされています。
日本の場合、財源は日本政府によるものとなり、主に国債によってまかなわれることになるでしょう。

MMT(現代貨幣論)における、完全雇用(働く意志と能力をもつ人が、すべて雇用されている状態)を達成するための手段としてよく議論されています。

日本は先進国の中では比較的失業率は低いのですが、コロナ過の影響もあり増加傾向であり、賃金の低下も顕著になってきています。
また、見た目や経歴など、雇い先の主観でどこにいっても採用されないという方も多いです。

失業、あるいは働けないという事態は抑うつ、不安、心身症状、主観的幸福感、自尊心など、精神的健康のいくつかの指標を調査した研究によると、失業はすべての指標において悪い影響を与え、失業者が労働市場に再参入することを困難にしている”と言われています。

ジョブギャランティプログラムでは、雇用先は政府・自治体などの公的機関、NPOや共同組合が想定されています。
国が定める最低賃金を得ることができ、個々の事情に即したプログラムに参加することになります。
企業から解雇された人はもちろん、今までひきこもり・ニートの生活状況にあったような、働いたことのない方への第一歩としても有効だと思います。
最低賃金なら補償されることが当たり前じゃん!と思われる方もいるでしょうが、職がなければ収入は0ですので…
公正な労働条件、最低賃金の補償などがされているため、より条件の悪い、いわゆるブラック企業で働くくらいなら、JGPで働くということができるようになり、企業の雇用条件の改善ももたらせます。
就職を希望する人すべてに平等に働く機会を提供するという立場なので、事情でほかでは働けなかった人でも雇用します。

本来のJGPは基本的に非営利活動を仕事とします。
実務で経験することのほかに、職業訓練のプログラムもあり、JGPより待遇の良い働き先が見つかった場合、そこへの就職もスムーズにいくという利点もあります。
事情により離職していた方へも復帰への再トレーニングとして使えます。
そもそも、就業保証プログラムの職場というのは、好景気になったときに好待遇を提示する民間企業に対して労働者を快く送り出すことが運命づけられてます。

また、賃金が国の定めた最低賃金を全国で導入するため、地方の格差是正にも効果がありそうです。

私個人としては、引きこもりやニート生活にあった方を、社会に参加してもらう呼び水にできるのではないかと思っています。

いったん引きこもり・ニートになってしまって、それが長く続いてしまうと、社会復帰がかなり難しくなる。引きこもり・ニートだったけど社会復帰して就職した、というようなブログ記事を読むと、そのことがよく分かる。「バイトの面接に行くのが怖くて仕方が無い」「働くことはとても恐ろしいことだと思っていた」などという心境が綴られているのである。
(中略)
就業保証プログラムの職場は、国家に重大な影響を及ぼす事業ではなく、比較的に「簡単な」業務ばかりを担当するので、引きこもり・ニートでもこなすことができる。
いったん働き始めると、「朝になったら起きて食事してから家を出る」「人に会ったら挨拶する」「上司の指示や規則に従う」「おかしい事態が起こったら上司や同僚に報告・連絡・相談(ホウレンソウ)exitする」という超基礎的な動作を学ぶことができる。引きこもり・ニートのままでいるのと比べると、圧倒的な進歩となる。
(ニコニコ大百科)

単に一定のお金を配るだけのベーシックインカムよりいいんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか?